日本に四季があってよかった

関守石

2009年05月12日 22:45




いよいと始まりました。









鮎です!  もちろん活け鮎です!


当山荘の場合、敷地内にある池に一旦放流した魚を


お客様のお料理提供の時間に合わせて


網で捕まえに行きます。


捕まえに行く・・・って、そんなたいそうなもんではありませんが(笑)


当たり前の話ですが、死んだものよりは、生きているものを


短時間で調理したほうが、断然理想的なわけで・・・


そんな訳で、ピチピチの鮎をご賞味いただけます。



鮎は、別名で香魚といわれるほど薫り高い渓流魚です。


岩魚やあまごは、はらわたを出して塩焼きなどにしますが


鮎は、はらわたもご馳走なのです。



かの魯山人も、鮎は、熱々を頭から残さずにすべて食すべし・・・

特に、はらわたの香気は、鮎特有のものなので残すべからず・・・

と、書に残している。



初夏の涼風を感じながら、焼きたての鮎を、ふうふうしながら かぶりつく・・・

いいじゃありませんか・・・


これからしばらくは、コース料理でお出しする川魚は、鮎となりますので

岩魚は秋までお休みさせていただきます。


よって、岩魚の骨酒のご提供もしばらくの間、お休みです・・・。


旬の逸品をご賞味あれ・・・。




京都大原~四季を味わう~野むら山荘






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