盆踊りの楽しみ
大原ネタではござりませぬ・・・失礼。
今日は修学院で盆踊り・・・
昔、幼い頃は修学院離宮総門前でやぐらが組まれて
盆踊りが開催された。
少年だった僕たちは、夜遅くまで遊べるこのチャンスに
近所の悪ガキ?連中とともに 「ドロジュン」 に明け暮れた。
「ドロジュン」とは、その呼び名どおり 泥棒と巡査に別れ
捕まえたり逃げたりするゲーム。
足の速い巡査に見つけられたらひとたまりもなかった・・・。
夜の暗闇と人ごみにの紛れて巡査役の相手チームの目を欺きながら
拿捕された仲間を解放に向かう・・・
しかし、簡単に包囲網は突破はできるはずもなく
追われ追われてクタクタに・・・
一年に一度の必死の遊びやで!
おもろかったな・・・と、つくづく思い返した。
今ではそんな遊びをしている小僧は見かけないし
子供に親がべったり引っ付いている。
時代が変ったのか、なんかある意味さびしいね・・・。
でも、昔なかった夜店が最近賑わいを見せている。
綿菓子に焼きそば、かき氷と子供が飛びつきそうな
出し物に大人が奉仕している。
俺らの子供の頃は、カルピスだけやったのに・・・(完全ひがみ)
まっ、その効果もあるようで子供の数が年々増えていて
地域外からの参加もあるのかな・・・?
それはそれで賑やかで夏の最後の花火・・・と言ったところだろうか。
本命の盆踊りは、紅葉音頭と江州音頭が披露され
やぐらを中心に皆で踊る。
この紅葉音頭は江戸初期、修学院離宮に御水尾天皇を迎えて
始められたという伝承をもつ、盆踊系の音頭踊りだそうだ。
紅葉の名所である修学院離宮を中心として近隣の地区で行われたので紅葉音頭といわれる。
楽器は用いず音頭取りの音頭に合わせて、三幅前垂れに襷がけで
手拭で姉さんかぶりをした女性が輪になって踊る。
なんと、京都市登録無形民俗文化財なのだ。
歴史よ続け・・・である。
野むら山荘 鳥亭
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