今日は、日曜日。
空は晴れているが、風はとても冷たい。
日曜と言えば、野むら山荘のある大原で
大原ふれあい朝市 が行われている日である。
食材仕入れに朝市へと向かう。
朝市会場では、寒さのせいか、お客さんはストーブや
焚き火の周辺に群がり
商品販売の方々は、寒そうに震えておられた・・・(お気の毒です)
朝市会場で、商品を物色していると
大原観光保勝会 でお世話になっている
Hさんに呼び止められ、これを戴いた。
石鹸である。
でも、ただの石鹸ではない。
しかし、戴いたのだから、ただ なのではあるが
石鹸が ただではないと言うことだ。
ただ のものだが ただではないのだ。
日本語は難解である・・・。
ただ の石鹸が
なぜ ただの石鹸ではないのかというと (まだ言うか?)
環境にやさしい働きをする石鹸であるからである。
廃油から作る石鹸・・・実は私も ん十年前に、南の島で学生生活を
送っていた頃に、故宇井教授のゼミで 混ぜ混ぜしながら作ったなぁ・・・
当時は、環境にやさしい という観念よりも、スーパーからもらってきた
超汚い廃油がホンマに石鹸になるんかいな・・・??? でした。
さてさて、皆さんは
EM って、聞かれたことはあるだろうか・・・?
Effective(有用) Microorganisms(微生物群)=有用微生物群
の略で、有用微生物とは、人間の腸内に住むビフィズス菌のように
環境を良くし、動植物の細胞を活性化する働きを持つ酵素や生成物を
作り出す微生物のことで、人間や自然環境にも役立つものとされている。
EM菌の特性でもある「汚染された環境を浄化する」という点を
石鹸に生かすことで、河川の汚染や悪臭の発生を抑えたり
界面活性剤の分解促進、環境浄化能力を向上させるなどの効果が
期待されているのだ。
大原地区は、未だ下水道設備が無く、生活廃水などを河川に
垂れ流しているのが現状で、多量の川水で希釈されているので
今のところは目に見えて汚い・・・と言うことは無いようだが
観光シーズンともなれば、汚水が河川へ流出する量も増えて
少なからず悪影響を及ぼしていることは、紛れもない事実である。
最近では、周辺住民のご協力もあり、ホタルもたくさん
見かけるようになった。
自然環境や水の美しさも大原の大きな魅力であるし
先達から受け継いだ大原の財産を
変えることなく後世へつないでいくことは
私たちの大きな役割でもある。
環境にやさしいこと・・・
少し遠回りになっても、少し割高であっても
美しく魅力のある大原を維持していくために、
実践していかなくてはなりません。
環境にやさしいEM商品の数々は、大原ふれあい朝市でどうぞ。
野むら山荘 鳥亭