2008年04月08日
草喰なかひがし
先日、予約の取れない人気店 「草喰なかひがし」 へ行ってきた。

花背にある美山荘から独立された中東さんは、銀閣寺近くにお店を構えられ、
摘草料理やジビエ等野趣あふれる料理を提供されているこだわりの料理人です。
今回で3度目の訪問となりましたが、いずれも興味をそそる献立です。
それでは、なかひがしワールドにご案内しますが、いっぱいありすぎて、
アップするのも大変なので、一部をご紹介します。 あとはご想像くださいね。
先ずは八寸

季節の移り変わりを表現した内容になっています。
続いて椀物は、栃餅の白味噌仕立て 田芹を散らせてあります。
白味噌は奥様の実家のものだそうです。

鯉のおつくり

滋賀県の安曇川の清流で3ヶ月飼い、泥臭さを抜いた刺身です。
カンゾウやタンポポの葉、山葵の葉のシャーベットと
一緒に食べるのですが、定番の酢味噌で食べるのよりは、
格段に味わい深い逸品になっています。
お次は鯖の熟れずしを20年物の日本酒と共に

熟れずしは癖があるものの、左党にはたまらぬご馳走。
酒のピッチが急激にすすみます。
20年物の日本酒は、琥珀色になり、味は紹興酒のような味に変化していました。
おくどはんの横にある焼き場でなんか焼いてるやん・・・・・・興味津々


もろこの炭火焼 付け合せは先程出された鯉のうろこを揚げて
飴炊きにしたもの。 これが美味いのだ。
ビール、冷酒と飲み進み、ここで大将のおすすめの白ワインに移行

フランスワイン ロワール白 ドメーヌ・タイランディエ
サヴニエール 2004年 もろことの相性は抜群!
グラスの向こうで笑ろてる大将・・・・・時々ぼそっとギャグも言うのだ。

さて、このお店のメインディッシュと言えば、
白い御飯でしょうか・・・・・土鍋がええ仕事しています

出来上がり3段活用
その1・・・・・煮えばな

その2・・・・・めざしと白御飯

その3・・・・・おこげ

フィニッシュはきな粉のアイスとフルーツ
牛乳を炊き詰めたミルキーのような味の「蘇」と水出しコーヒー


何度来ても期待を裏切らない趣向には感服いたします。
なんでも手に入る便利な時代の中で、
素朴さを前面に打ち出した唯一究極のお店です。
最近真似ている店があるようですが、やはり なかひがしワールドには及ばず
大将のアイデンティティがキラリと光っています。
理由があって、今回を含め、3度とも定休日の月曜日に
お邪魔しまして、従業員の皆さんもお休み
返上で頑張っていただきました。 多謝 <(_ _)>
また機会を伺って、再訪したいと思っています。 ご馳走様でした。
Posted by 関守石 at 14:58│Comments(0)
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