2009年03月29日
大原朝市で・・・
今日は、日曜日。
空は晴れているが、風はとても冷たい。
日曜と言えば、野むら山荘のある大原で
大原ふれあい朝市 が行われている日である。
食材仕入れに朝市へと向かう。
朝市会場では、寒さのせいか、お客さんはストーブや
焚き火の周辺に群がり
商品販売の方々は、寒そうに震えておられた・・・(お気の毒です)
朝市会場で、商品を物色していると
大原観光保勝会 でお世話になっている
Hさんに呼び止められ、これを戴いた。

石鹸である。
でも、ただの石鹸ではない。
しかし、戴いたのだから、ただ なのではあるが
石鹸が ただではないと言うことだ。
ただ のものだが ただではないのだ。
日本語は難解である・・・。
ただ の石鹸が
なぜ ただの石鹸ではないのかというと (まだ言うか?)
環境にやさしい働きをする石鹸であるからである。
廃油から作る石鹸・・・実は私も ん十年前に、南の島で学生生活を
送っていた頃に、故宇井教授のゼミで 混ぜ混ぜしながら作ったなぁ・・・
当時は、環境にやさしい という観念よりも、スーパーからもらってきた
超汚い廃油がホンマに石鹸になるんかいな・・・??? でした。
さてさて、皆さんは
EM って、聞かれたことはあるだろうか・・・?
Effective(有用) Microorganisms(微生物群)=有用微生物群
の略で、有用微生物とは、人間の腸内に住むビフィズス菌のように
環境を良くし、動植物の細胞を活性化する働きを持つ酵素や生成物を
作り出す微生物のことで、人間や自然環境にも役立つものとされている。
EM菌の特性でもある「汚染された環境を浄化する」という点を
石鹸に生かすことで、河川の汚染や悪臭の発生を抑えたり
界面活性剤の分解促進、環境浄化能力を向上させるなどの効果が
期待されているのだ。
大原地区は、未だ下水道設備が無く、生活廃水などを河川に
垂れ流しているのが現状で、多量の川水で希釈されているので
今のところは目に見えて汚い・・・と言うことは無いようだが
観光シーズンともなれば、汚水が河川へ流出する量も増えて
少なからず悪影響を及ぼしていることは、紛れもない事実である。
最近では、周辺住民のご協力もあり、ホタルもたくさん
見かけるようになった。
自然環境や水の美しさも大原の大きな魅力であるし
先達から受け継いだ大原の財産を
変えることなく後世へつないでいくことは
私たちの大きな役割でもある。
環境にやさしいこと・・・
少し遠回りになっても、少し割高であっても
美しく魅力のある大原を維持していくために、
実践していかなくてはなりません。
環境にやさしいEM商品の数々は、大原ふれあい朝市でどうぞ。
野むら山荘 鳥亭
2009年03月27日
2009年03月24日
銀閣寺辺り・・・
昨日は、いいお天気でしたが、風の強い肌寒い一日でした。
洛北料飲組合の総会が4月にあるため、役員会に臨み
本年度は、懇親旅行の担当に加え
これまた懇親目的に事業として加えられた
ボウリング大会の企画をすることになりました。
組合員さんに楽しんでいただくため、企画内容が問われます(汗)
さて、役員会の後は、食事会。
今月の卯月会(料理屋さんの月替わり食事会)は
銀閣寺のなかひがしさんです。
予約の取れないお店ですので、毎回お気の毒なことに
定休日である月曜日にお邪魔しています。
銀閣寺辺りも、ちらほら桜が咲き始め
今週末あたりは見ごろになっているかもしれませんよ。
こちらのお店は、季節の旬野菜をメインに、鯉や鹿などを使った料理と
おくどさんで炊く白御飯がウリです。
お店の大将 中東さんは、大原へ食材探しに来られているので
しょっちゅう遇うんですが、季節感を大切にされた献立には
いつも感心させられます。
四季が色濃い日本ですので、作り手はもちろんのことながら
食べ手も 季節の移ろいを感じて楽しんでいただきたいと思います。
野むら山荘 鳥亭
2009年03月22日
春の香木
あま~い ええ香りの持ち主・・・沈丁花(ジンチョウゲ)


野むら山荘の中庭(箱庭)で、只今満開中!
花の存在がわからずに歩いていても
その香りに誘われるように振り向いてしまう
存在感のあるお花です。
秋の香木 「金木犀(キンモクセイ)」に並ぶ
春の香木です。
京都大原 四季を味わう 野むら山荘 鳥亭
2009年03月20日
サクラサク
京都地方気象台は19日、サクラ(ソメイヨシノ)の開花宣言をした。
1953年に統計を取り始めて以来、2002年の3月18日に次いで
2番目に早く、平年よりも12日も早い。 (20日京都新聞)
こうなっては、野むら山荘も負けてはいられない!
というわけで、当山荘も、サクラの開花宣言だ!!

さすがに、ソメイヨシノ・・・というわけには行かないが
紛れもないサクラである。
『啓翁桜』 (ケイオウザクラ)
啓翁桜は、支那桜桃(しなおうとう)と彼岸桜(ひがんざくら)を
交配して作られたもので 、比較的早く咲く早咲きの品種なのだ。
この木は、一昨年に私が植えて、2メートルくらいに成長したもの。
落葉樹には、まだ葉もない閑散としたこの時季に、早咲きサクラで
楽しんでいただこうという狙いです!
大原にソメイヨシノが咲き誇る頃には、この啓翁桜はきれいな花を散らし
葉桜に変身していることでしょう・・・。
四季を彩る庭園と、大原の旬菜を満喫する 野むら山荘から一足早く
サクラの開花をお知らせいたします。
2009年03月19日
旬菜を摘む
今日は、と言うより、今日もいいお天気で・・・・・・
あいかわらず、たくさん花粉が飛んでいるようで・・・(汗)
修学院離宮内の畑は、この暖かさで
菜種も急速に成長し、所々で花が咲き始めました。
そう、私の大好物の 「菜の花漬」 の季節がやってきたのです!
ちまたには、菜種を浅漬けにして売っているところも
多く見受けますが、私に言わせれば、これは、子供のお漬物。
やっぱり、大人の味覚としては、糠漬けでしょう・・・。
フフフ・・・・・これが、最高ですねん。。。
浅く漬かったものも、ジューシーでいいし
古漬けになると、こりゃ、酒のあてに最高ですにゃわ・・・。
まぁ、ただの主観的嗜好ですので、これは置いといて・・・
今日は、菜の花と野蒜を摘んできました。
明日の料理に使います。
決して、主役にはならない素材ながら
季節を彩るたのもしい旬な素材です!
京都大原 四季を味わう 野むら山荘
2009年03月18日
2009年03月15日
ひるいろり
今日は、いいお天気になりましたね!
花粉もたくさん飛んでいるようです(汗)
さて、今日のお昼のお客様は、「ひるいろり」 です。

昼に囲炉裏をご利用される・・・と、まぁ、それだけのことなんですが・・・。
囲炉裏は比較的に夜のご利用が多いものでして
太陽光線がさんさんと降り注ぐ囲炉裏は
また、違った面持ちです。
ライトアップされたお庭もええもんですが
明るく奥行きのある日中の庭園を眺めながら・・・
っていうのも、ええもんですな。
岩魚も、こうして炭火でじっくり焼きますと

うまみも倍増!!
遠赤外線・・・こいつが、ええ仕事しまんにゃわ・・・。
ご家庭で炭火料理・・・ってのは、やはり非現実的ですので
外食時には、こういう非日常空間があると楽しいですね。
話は変わりますが
野外でバーベキュー・・・・・これって、妙にワクワクしますよね。
普通の食材が、えらく美味いように感じてしまうのも
非日常的空間の賜物でしょう・・・。
野むら山荘も、お客様にワクワクドキドキしていただくために
良い意味で期待を裏切り続けるよう 頑張ってまいりたいと思います。
野むら山荘 鳥亭
2009年03月13日
テーブル囲炉裏の完成!
苦節1ヶ月・・・・・短かっ!
やっとこさ できましたで・・・・・・テーブル囲炉裏!

足の悪い方や、私のように足の短い人は
正座やあぐらがとても苦手・・・。
と、いうわけで・・・テーブル囲炉裏っちゅうわけですな。(欧米化?)
まだまだ寒いんで、炭火を囲んでお鍋など
いかがですやろか・・・。
野むら山荘
2009年03月10日
季節の花
大原もようやく梅が見ごろになってきましたね。
ことわざには、 「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」 なんてのが
ありますが、これは、梅は切らないとだめ・・・すなわち
どんどん剪定してくださいね! ということで、逆に
桜は、両手を重ねて広げたような 「テングス病」 を除けば
特に剪定はいりません! という意味なのですよ。
梅は、紅白のカラーバリエーションもさることながら
つぼみと花の共生具合がとってもかわいらしいです。

野むら山荘の坪庭には、沈丁花(じんちょうげ)のつぼみが

とっても甘い香りを放ちながら、開花の時季を待っています。
野むら山荘 鳥亭
2009年03月08日
急げ! 食道楽!!
猟期も終わり(2月15日で終了)
猪鍋もぼちぼちシーズンオフになります。
今シーズンも、たくさんの方々から
ご注文いただきました猪鍋。
旬野菜と特製の合わせ味噌仕立てのコラボは
季節限定のお楽しみです。

「うわ~っ! 食べたかったのに、もう終わりかいな!!」
と、心残りたっぷりな方々・・・
今からでもまだ間に合います!
早めにご予約をいただきましたら、対応できますので
ご連絡くださ~い!
3月20日頃には完全に終了いたします。
野むら山荘 鳥亭
2009年03月07日
フロントガラスはすりガラス
今日は、いいお天気でしたね~
スギ花粉と黄砂も勢いが増していますよ~
私の車もフロントガラスがすりガラスのように・・・(怖)

この粉が人体に入ると・・・・・どうなるのか???
そりゃ、おかしくなりますわな・・・
これは見なかったことにして、
現在、椎茸が大増殖しているので、それを採りに行く。

雨が続いたせいやろな・・・
たくさんできとるわ・・・(笑)
でも、できたら、いっぺんにできんといてほしいねんけど・・・
贅沢な悩みか?
野むら山荘 鳥亭
2009年03月05日
言葉について
昨日は、洛北料飲組合の研修会に参加してきました。
毎年この時期に商工会議所を通じて、講師を招き研修をするのですが
今回お招きしたのは、元KBS京都アナウンサーの武部宏さん。
現在は、独立されてアナウンサーの養成や、司会業などで活躍されています。
今回31名が参加したこの研修会では
普段何気なく使っている言葉について、勉強しました。
時代とともに変遷していく言葉・・・言わばその時代を映し出す流行語ですが
例えば・・・
「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」
「1000円からお預かりします」
「とか、ていうか、じゃないですか、わたしてきには」
「全然大丈夫です」
「べつに、普通、きしょい」
などなど、おかしな言葉が氾濫しています。
私も、「1000円からお預かりします」と言うのは、かなりひっかる言葉であり
「から」と言うのは、どこからなのか、聞いてやろうかと思うくらいである。
「べつに・・・普通・・・きしょい・・・」は
今の若者言葉の象徴であり、何かを尋ねても、この3つの言葉で済ましてしまう
意味不明の最強語?であるらしい。
そう言えば、我が家の愚息も使っているなぁ・・・
言葉は文化・・・とはよく聞くが、もしそうであるなら
文化は急激に衰退しているのでしょう。
昔は電話でしか話せなかったことも、今ではメールです。
そんなことを言っているこの私も、今キーボードを打っているわけで・・・。
益々言葉を使う機会が減っている環境で、自分の思うことを
的確に相手側に伝える表現力や伝達能力が進歩するはずもなく・・・。
究極は、他人との接点を嫌い、オタク道へと進んでいくのでしょうか?
急速に進化を遂げる電子機器などのおかげで、便利と引き換えに
実は大事な文化を捨ててるのかも知れませんなぁ・・・。
まぁ、そんなわけで、昨日は何気に使う言葉について
改めて勉強しました。
研修会後の懇親会の模様

「して見せて、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動ごかじ」
山本五十六の言葉だそうですが、人を動かすのは、その心を打つ言葉なのだと。
大切にしたいですね、言葉。
京都大原 野むら山荘 鳥亭
2009年03月02日
春の味覚
春の食材である 「筍(たけのこ)」 が、出回ってきました。
国産とはいえ、今の時季に扱うのは、九州の筍です。
京都産の地物出現は、まだまだ先です。

筍は、独特の「えぐみ」があるので、一般的には
米ぬかやタカの爪の力を借りて、クセを抜きます。
良くあるのは、ワカメと合わせた「若竹煮」や
木の芽味噌で和えた、「筍の木の芽和え」
筍を使った「たけのこご飯」などがありますね。
いずれも春を告げる季節のお料理です。
三寒四温の不安定な気候ですが
春の味覚を味わいながら、お花見のまでゆっくり待ちましょう・・・。
花粉症の私にとっては、春は飛ばして
夏の到来でもええくらいですけど・・・・・。
野むら山荘 鳥亭