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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年03月05日

言葉について



昨日は、洛北料飲組合の研修会に参加してきました。

毎年この時期に商工会議所を通じて、講師を招き研修をするのですが

今回お招きしたのは、元KBS京都アナウンサーの武部宏さん。

現在は、独立されてアナウンサーの養成や、司会業などで活躍されています。


今回31名が参加したこの研修会では

普段何気なく使っている言葉について、勉強しました。

時代とともに変遷していく言葉・・・言わばその時代を映し出す流行語ですが

例えば・・・

「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」

「1000円からお預かりします」

「とか、ていうか、じゃないですか、わたしてきには」

「全然大丈夫です」

「べつに、普通、きしょい」

などなど、おかしな言葉が氾濫しています。


私も、「1000円からお預かりします」と言うのは、かなりひっかる言葉であり

「から」と言うのは、どこからなのか、聞いてやろうかと思うくらいである。


「べつに・・・普通・・・きしょい・・・」は

今の若者言葉の象徴であり、何かを尋ねても、この3つの言葉で済ましてしまう

意味不明の最強語?であるらしい。

そう言えば、我が家の愚息も使っているなぁ・・・


言葉は文化・・・とはよく聞くが、もしそうであるなら

文化は急激に衰退しているのでしょう。


昔は電話でしか話せなかったことも、今ではメールです。

そんなことを言っているこの私も、今キーボードを打っているわけで・・・。

益々言葉を使う機会が減っている環境で、自分の思うことを

的確に相手側に伝える表現力や伝達能力が進歩するはずもなく・・・。

究極は、他人との接点を嫌い、オタク道へと進んでいくのでしょうか?


急速に進化を遂げる電子機器などのおかげで、便利と引き換えに

実は大事な文化を捨ててるのかも知れませんなぁ・・・。


まぁ、そんなわけで、昨日は何気に使う言葉について

改めて勉強しました。


研修会後の懇親会の模様





「して見せて、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動ごかじ」

山本五十六の言葉だそうですが、人を動かすのは、その心を打つ言葉なのだと。


大切にしたいですね、言葉。


 京都大原  野むら山荘 鳥亭  


Posted by 関守石 at 11:36Comments(0)etc