すぐき菜は、京都市北区上賀茂に伝承する在来のかぶの一種で
漬物となったとき特有の風味のある酸味(乳酸発酵)から「すぐき」と名付けられました。
すぐきの歴史は古く、起源は約700年前(桃山時代)ともいわれ、近世初期から宮中や
公家向けの贈答品や自家用として、上賀茂神社の神官の屋敷内で栽培
加工されていたものが、上賀茂地域の農家によって受け継がれてきたそうです。
すぐき生産農家は、伝統の味を守るため、師走の厳しい寒さの中、収穫と漬け込みの作業に
入ります。
現在、大原でも良く見る収穫の光景です。
当店でも 「すぐき」 の新物を暮頃からお出しいたします。
野むら山荘 鳥亭