2009年05月12日
日本に四季があってよかった
いよいと始まりました。
鮎です! もちろん活け鮎です!
当山荘の場合、敷地内にある池に一旦放流した魚を
お客様のお料理提供の時間に合わせて
網で捕まえに行きます。
捕まえに行く・・・って、そんなたいそうなもんではありませんが(笑)
当たり前の話ですが、死んだものよりは、生きているものを
短時間で調理したほうが、断然理想的なわけで・・・
そんな訳で、ピチピチの鮎をご賞味いただけます。
鮎は、別名で香魚といわれるほど薫り高い渓流魚です。
岩魚やあまごは、はらわたを出して塩焼きなどにしますが
鮎は、はらわたもご馳走なのです。
かの魯山人も、鮎は、熱々を頭から残さずにすべて食すべし・・・
特に、はらわたの香気は、鮎特有のものなので残すべからず・・・
と、書に残している。
初夏の涼風を感じながら、焼きたての鮎を、ふうふうしながら かぶりつく・・・
いいじゃありませんか・・・
これからしばらくは、コース料理でお出しする川魚は、鮎となりますので
岩魚は秋までお休みさせていただきます。
よって、岩魚の骨酒のご提供もしばらくの間、お休みです・・・。
旬の逸品をご賞味あれ・・・。
京都大原~四季を味わう~野むら山荘